専門でやっていますとやはり重整備が増えてきます。昨日 今日でエンジンを2基積み込み、デフを降ろしてブッシュの総入れ替えをやっています。(写真下)。やっているメカニックたちは重整備とも思ってなさそうですが。126 500SECもエンジンが載せられ息が吹き替えるのを待っている状況です。
113のリヤアクスルのリフレッシュは慣れていることもあり2日で作業はこなせます。重労働ですが成果がわかりやすい仕事です。段取りも熟知していますので重整備だと感じていないかもしれません。このあとにエンジンのチェーン交換等をする予定です。
W201 190E 私が学生の頃コベンツと呼ばれ人気の高かったモデル。さすがに最近見なくなりましたが大事に乗られている車両が多く、デザイン的にも古さを感じません。サイズも日本で使うならベストなサイズだと思います。
当時の国産車はデジッパネ全盛期で190Eの内装のイメージはシンプルで高級感は感じませんでした。質素ですが飽きのこないデザインが記憶に残っています。
私自身も好きな車の1台で2.5のノンターボのディーゼルは数少ない「私の欲しくなった1台」にエントリーされています。ただ6気筒の2.6は重たさを感じ、故障も多かった印象があります。サスペンションを徹底的にやってリビルドカーを造ってみたいモデルです。
SSTとは特殊工具の略です。専門店でもありますのでそれなりに揃えてあります。(写真は一部)メーカーでも購入できますので必要ならば買っています。結構な設備投資です。無いものは何点か造って貰ったものもあります。貰ったもので使い方が解らないものもあります。
個人的な趣味もありますが揃える一番の理由はメカニックの安全のためです。綺麗事に聞こえますが整備士がSSTを使って作業すればまずケガはしないと思います。ブッシュ等の装着も綺麗に出来ます。時間短縮なども考慮に入れれば間違いのない投資だと信じています。
再生中のW126 500SECはサスペンションとあわせて内装の作業中です。すでにダッシュボード補修交換 シートの張替えなどは終了しておりカーペットの張替え ヘッドライナーの張替えをしております。W123までのメルセデスは吊り下げタイプのヘッドライナーで太い針金数本で天井に吊り下げガラスの枠でのりづけしてますので剥がれてくることはまずありません。W124やW126は写真のようにヘッドボードに内装材が貼り付けています。熱の影響もあるのしょうか剥がれてくる車両も良く見られます。前後はMBTEXのビニール素材になっています。500SECもリヤ側は要補修です。
サスペンションパーツはサンドブラスト後塗装して組み付けします。もちろんブッシュ類はすべて交換です。
この辺の年式の車両を再生する機会は少ないと思います。本当に勉強になります。内装のつくり サスペンションの構造など進化していった過程やコストや時間短縮のための部品構成など縦目と比較すると車の進化が実感できます。。
「ハネベン」愛着のあるネーミングですがかっこいいとは言えません。アメリカではフィンテールと呼ばれています。ハネベンも大きく分けて3種類になります。丸目のヘッドライトのW110 縦目のW111 特別仕様のW112。W112は他のハネベンとは別格と言っていいほど装備が違います。M189エンジンはインジェクション、4輪ディスクブレーキ ブレーキブースター装備 エアーサスペンションにリミテッドスリップデフ。もちろんパワーステアリングです。部品が専用品が多く、W110やW111のハネベンとは比較にならないほど整備費用、手間は掛かります。
個人的見解ですが、スィングアクスル+エアサス+LSDの組み合わせは相性が抜群、M189エンジンはパンチこそありませんが静かでそれなりに走ってくれます。ホイールベースがW114/115と同じ2750mm、エアサス車の109よりも100mm短かくドライビングもかなり楽しめます。私自身も唯一欲しくなったモデルです。内装の雰囲気も縦型のコンビネーションメーターが新鮮です。写真の車両はベッカーの真空管ラジオつき。オーディオ音痴の私でも音色違いがわかります。フロントクーラーに改造されており理想的な装備のW112.ホント良いです。