今回は当社のデモカー280ＳＬ（Ｗ113）にＰｅｒｔｒｏｎｉｘ社のＩＧＮITOR2とＦｌａｍｅｔｈｒｏｗｅｒ2/4500Ｖコイルを取り付けてみました。 簡単に説明しますと従来のポイントレスキットのアンプを必要とせず、さらにＣＤＩ並みの出力を発揮する点火システムです。 詳しくは今回ご協力いただいた神奈川県のミューワン・オート・ラボ　石田さんのＨＰ　http://members.jcom.home.ne.jp/meu1/pertronix/をご覧ください。

作業工程手順

 1.製品紹介

Ｐｅｒｔｒｏｎｉｘ社（ＵＳＡ）ＩＧＮITOR2/Ｆｌａｍｅｔｈｒｏｗｅｒ2/4500Ｖイグニッションコイルはっきり言って子供のおもちゃのような箱入りです。中身の部品もたったこれだけ。果たして効果のほどは・・・・

2.取り付け

今回は作業性の確認のため、わざとエンジンにデスビを取り付けたままＩＧＮＩＧＨＴＥＲ2を装着してみました。 もともと付けてあったＣｒａｎｅｃａｍｓ ＸＲ700のキットを取り外しＩＧＮITOR2のモジュールをボルトオンでセットしました。 コイルもＢｏｓｃｈの純正品からＦｌａｍｅｔｈｒｏｕｗｅｒ2コイルに交換。交換はとても簡単。取り付けに掛かった時間は合計で40分でした。点火タイミングが計測できるのであればデスビを外しての作業をお勧めします。 コイルも少し小型になり外部抵抗も不要なのでエンジンルームもすっきりします。コイルには怪しげなステッカーが貼ってありましたが剥がしました。石田さんごめんなさい。

3.調節

 アンプ(写真）を必要としないため取り外します。このアンプは熱に弱く、また抵抗値を間違えると故障の原因にもなり、装着場所にも困ります。ＩＧＮITOR2はすっきり、しかも信頼性が向上します。見た目も改造したのはほとんどわからず、こだわるオールドメルセデスオーナーも納得。

作業完了

とりあえずエンジンをかけてみました。一発始動！点火時期の調整を行い試運転してみました。 アイドリングが安定力が増した感じです。エンジン回転も900回転から800回転に下げてみましたがエンジンが不安定 になることもなく調子はよさそうです。加速は2000～3000回転は変化を感じませんでしたが、4000回転付近では力強さを感じました あまり回して乗る車ではないので、4000回転でのパワーアップは意味合いが薄れますが信頼性アップとアイドリングの安定ということでシルバースターの中古車に採用予定しております。 ＩＧＮITOR2/Ｆｌａｍｅｔｈｒｏｗｅｒ2の販売価格　工賃等はお問い合わせください。

後書

今まで使っていました、ＸＲ700も決して悪い商品ではなくトラブルもほとんどありませんでした。 ＩＧＮITORはデスビによっては無いものもありますので併用していくつもりでおります。 シルバースターはオールドベンツを「普段の足」に使っていただくために これからもいろんな改良製品のテスト行い より信頼性の高いものは採用して中古車や修理車の性能向上をめざしていきます。

お問い合わせ

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