オールドメルセデスの弱点のひとつでけっこう高くつく修理にヒーターコアの不良があります。長期間ヒーターレバーを動かさなかったり、冷却水の交換を怠るとヒーターコックが固着して最悪レバーの破損も引き起こします。交換はエアコン車はエアコンを取り外しヒーターユニットをとりだしての交換となりますので工賃も高くつきます。(W113のエアコン付き車約¥180,000)ヒーターコアも水漏れしてることもけっこうあります。
W108やW109はブロアーモーターが故障する車も多く手間を考えると修理の際は両方の交換を薦めます。W111ではヒーターコアが左右別になっておりますがヒターコックのみの部品設定もあります。いずれにせよダッシュの裏側をほとんど取り出すため動きの悪いワイヤーやレバーの調整 モーターの点検等もしっかりと修理するほうが良いと思います。
対策としましては夏でもヒーターレバーをたまに動かす。冷却水はメルセデス指定のもので2年1回の交換をする。この傾向はW114以降のメルセデスではコックはエンジンルームに来て修理も簡単になっておりトラブルも少ないですが中古車購入の際にはチェックしておいてください。