W123のトランジスターが壊れました。壊れると全くエンジンがスタートしなかったり、急にストップはするが再スタートはできたり、今回は信号待ちしているとアイドリングが不安になり、発進できず止まってしまうという症状でした。メルセデスの点火系はお金が掛かっており、この年式でもほとんど壊れることはないのですが、トランジスター(アンプとかイグナイターとか呼んだりします)は外部のショックや熱に弱く、たとえばプラグコードからのリークで壊れたりします。写真のように熱がボディーに逃げるようにボディーに直接取り付けてあります。W201あたりになるとボディーに熱を伝導するペーストが塗ってあります。板金とかで取り外した場合や溶接などの熱で人為的な要因で故障しているのがほとんどではないかと思われます。
症状が出たり、出なかったりする場合はこれを疑うのが良いかもしれません。