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W113 足廻り リフレッシュ

 

修理をしていて一番楽しいのはサスペンションでしょうか。オールドメルセデスはエンジンやミッションはオーバーホールされている車両はたまに見かけますが、足廻りをリフレッシュしているモノはめったに見ませんので、整備が終わるとすごく良ります。

●リヤサスペンション 図で示した3点(デフマウント スラストアームマウント(2個) スラストアームブッシュ(4個)とスプリング スプリングロアラバーとショックを交換をします。。

●フロントサスペンション 図のスタビライザーブッシュ スプリング ショックの交換をします。 

ステアリング廻りはそれぞれガタが無いか点検しガタがあれば交換します。(タイロッドエンド センターロッド アイドラアームブッシュ ステアリングカップリング ステアリングダンパー)

以上のパーツを交換し4輪アライメントを調整してあげると見違えるように良くなります。W113(W108もほぼ同様)のフロントサスのロアアームやアッパーアームはゴムのブッシュは採用しておらず、金属製でニップルがつきグリスアップが定期的に必要となります。グリスアップさえ定期的(車検ごと)に行っていればキングピンやロアアーム等の連結部分は消耗することなく使えますが、私の見るかぎりほとんどの車両でグリスアップされておらず、とくにキングピンの上側は水にあたりやすく、中で錆びついているケースが多く、ギコギコと音が鳴るのはそれが原因です。W111の3.5クーペあたりは車重がありキングピン(部品はW113と共通)が消耗している車が多く見られます。

オールドメルセデスはグリスアップが欠かせません。