W111 280SEクーペ3.5改カブリオレの整備をしております。アメリカにはクーペからカブリオレに改造するキットがあったらしく、この車輌はそのキット改造されております。詳細はわかりませんが情報があれば紹介していきます。オールドメルセデスは60年代後半から4輪ディスクブレーキを採用しております。W108や109 W111は6気筒車ではソリッドのブレーキディスクローター(70年からはベンチタイプ)、V8車は写真のようなベンチレーテッドディスクが装着されています。ディスクが中空になっているのをベンチレーテッドといいます。いかにも効きそうなネーミングですが実際には放熱性(冷却性)を目的としたもので、極端に性能が上がることはありません。
シルバースターはブレーキを中心とした足廻りの整備をいつもお勧めしており、ブログでもその必要性を書くことが多くなります。一番多い不具合はブレーキの方効き(ブレーキを踏むとハンドルが取られる)キャリパーからのオイル漏れなど、写真のシールキットの交換、マスターシリンダーやホース ローター パッドの交換をやりますと¥100,000以上になりますが一度もやっていない車輌がほとんどですので、まずは点検から。
古い車を乗るにはこういった整備をすることが最低限なマナーだと私は考えます。