W123の集中ドアロックバキュームの修理hは定番です。バキューム漏れを探していく手順を紹介します。
バキュームテスターを使う場合
1.運転席のドアの内張りを外す。ドアロックバキュームの分配バルブが見えるのでホースを抜きます。
2.黄色(バキューム) 黄緑(開き側) 黄赤(閉まり側)3本あります。黄赤 黄緑それぞれにテスターでバキュームします。10分ほど待ってバキュームが抜ける場合は助手席下の分配ホースにバキュームをしてドアのバキュームエレメント 給油口のバキュームエレメント トランク(ワゴンの場合はリヤゲート)なのか点検します。
給油口のバキュームエレメント リヤゲートのバキュームエレメント
3.黄赤 黄緑のバキュームが抜けていない場合は分配バルブの真ん中のホースからバキュームしてドアロックを閉めてから10分ほど様子をみます。ドアロックを開けたほうも10分様子を診て、開き側 閉まり側のいずれかで漏れている場合は分配バルブを左右に動かしてもう一度ゲージを見てみます。両方ともで抜ける場合は分配バルブ自体から抜けています。
わかりにくい説明ですが参考にしてください。バキュームゲージ¥12600があれば修理に掛かる時間も短縮できますが、無い場合はバキューム栓を用意してエンジンをかけながら1個ずつしらべていくしかないでしょう。
経験上、エンジン停止後しばらくはバキュームが効いて、チョットずつに抜けていくのは分配バルブのことがほとんどです。後期のドアロックエレメントはエア漏れがしやすく、前期車は給油口のことが多いです。