W111 280SEクーペの内装作業をしております。エアコンのエキスパンションバルブの交換も行いました。エキスパンションバルブはエアコンでは重要な役割をしており、簡単に説明しますと缶スプレーのノズルのような働きをしています。エバポレーター内の温度を感知してノズルの穴の大きさが変化するようになっています。エアコンの配管内にゴミが入るとすぐにつまってしまうようなシビアな部品です。交換作業は車によっては大変ですが、当社では消耗品と理解し積極的に交換をしています。
W111(67年頃から)のタコメーターは電気式を採用しています。W113はほぼ同じ形をしていますが、ワイヤー式です。電気式のほうは脱着も楽になります。直六の設定になっていますのでV8には変換のセンディングユニットが付いています。
メーターは分解をしてガラスを中から磨いてやると見違えるほど良くなります。地道な作業ですが当社では中古車の納車でこういったサービスも行います。
ブレーキやサスペンションの整備もそうですが、エキスパンションバルブの交換などの作業は一般ユーザーからは評価されにくく、長年持続していくしかありません。ブログではマメに紹介していきます。