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冷却系の修理

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エンジンの冷却系(サーモスタット ウォーターポンプなどの交換)の修理ではネジが折れたり、部品が割れたりすることが良くあります。車が古いからと言ってしまえばそれまでですが。エンジンはいろんな金属の集合体です。アルミ、鋳鉄、鋼材 それぞれが熱伝導や膨張率が違ったりします。やはり長期にわたり動かしていない車は部品の破損が起きやすくなります。エンジンには冷却水が入っています。ラジエーター液は腐食をふせぐための液体が入っていますが、長期間交換されないと効き目がなくなり、逆に真水よりさびが起こりやすくなります。冷却水の交換は車検ごとを推奨しております。またラジエーター液も高価ですが、純正品の使用がベストです。


冷却水は毒物ですので、トイレや外には流して捨てないでください。当社は専門業者に有料で引き取りに来て頂いております。


写真の230SLも過去に修理された形跡があり、ネジが折れたり、ねじ山をつぶしたりという状態になっておりました。水廻りの折れたネジの救出は困難でドリルで揉んで、リコイルという処理を行います。冷却系のトラブルはエンジンに大きなダメージを与えることが多いので、一度もメンテしていない車は一度しっかり整備をしましょう。;-)