Blog

最新のお知らせ

280SL ブレーキマスターバック

2.04 003.jpg W113のブレーキマスターバックを交換しました。よくある修理でブレーキの効きが非常に悪くなります。ブレーキはエンジンの負圧を利用して踏む力を増加させてます。なのでエンジンがかかってない状態ではブレーキは思いっきり踏まないと効きません。マスターバックが壊れるとエンジンがかかってないのと同じ状態になります。


2.04 002.jpg壊れる原因はマスターシリンダーからブレーキオイルが侵入して内部を犯してしてしまうことが多いのですが、この車輌はATFが多量にでてきました。(写真):-o珍しいケースですが、ミッションのモジュールダイヤフラムの不良でした。マスターバックだけを交換してもまた同じトラブルがでます。ミッションオイルも減少するのでミッションも壊れる可能性がでてきます。旧車ならではの故障でしょうか。


2.04 001.jpgマスターバックはATE製でW113の後期タイプはW107と共用になっておりますが、細かい形状が違っており写真のピボット部は穴を16mmに広げてやらないとW113には装着できません。W113はネジが偏芯カムになっており、踏みシロガ若干調整できるようになっています。これをしてやらないとブレーキが引きずったり、ブレーキランプが点きっ放しになります。前期型は16mmの穴が開いたものが供給されます。


当社は部品販売するときは穴を広げてから納品しています。