ゼニスのツインキャブはオールドメルセデスの代表的なキャブです。評判は良くないですが当時の市販車の多くが採用されており、長期(65年ぐらいから76年まで)に渡って装着されていたことをから信頼性も高いのではないかと思います。凝ったつくりでオートチョークなどの機能もあるので現在でも充分使えそうです。
今回はW108 280Sの分の修理です。アクセルペダルが引っかかるのとアイドルの不安定ということでオーバーホールをすることに。ばらしてみると写真上の加速ポンプレバーに引っ掛かりがありました。これがペダルの不具合だったみたいです。アイドル不調は後ろ側のキャブの負圧がでていなかったことから、ガスケット等の不良だったのでしょう。ガスケット 加速ポンプを交換後は調子良くなりました。チョーク系の調整がもう少し必要なので明日仕上げることに。
追伸 230SLのエンジンが復活しました。あっけなくスタートしアイドリングもばっちり。調整がいらないぐらい安定しています。インジェクションポンプのリビルドがきっちりできているからでしょうか。試乗にでようかとクラッチを踏むとオペレーティングパイプがサビで穴だらけ。部品調達するか製作するかして試乗にいきたいところです。