昨日のブログに書きましたが、グレードの後につくEはインジェクションという意味で、何もつかないのはキャブ車となります。オールドメルセデスのキャブはソレックスツイン(34PAITA 34PICB)ゼニスINAT ソレックス4A1 ゼニス175CDIなどがあります。普通に乗っているとキャブが不良になることはありません。やはり長期不動にしていた車は内部でガソリンが腐り、キャブのオーバーホールが必要になる場合はありますが、ほとんどの場合、点火系などの他の部分の不良でキャブをいじくりまわして、調整不良になり調子を崩しています。
キャブ車の不良
1.チョーク系の不良(暖気時のエンスト) 2.加速ポンプの不良(アクセルを急に踏むとエンスト) 3.ガソリン漏れ(ガスケットの不良) 4.ダッシュポット(アイドルアップ装置)の不良
オールドメルセデスの場合、キャブ車でもインジェクション車でもリンケージ部にブッシュが多く入っており、ブッシュのヘタリや欠落でアクセル全開にならず「走りが悪くなった」と感じるケースがあります。
我が300D改の110エンジンも写真のダンパーがヘタっており、写真左(右は新品)のようにボルトで補修!して装着されておりました。もちろんアクセルは全開にはならず(燃費は良いかもしれませんが)、アクセルフィーリングはダメダメでした。
駆動部には写真のようなカラー(パーツリストにはブッシュと表記)が入っており、組み付け時に存在に気づかないで紛失してしまっていることもあります。無い場合は動きが悪くなり、シャフトが片磨耗してアクセルが重たくなってきます。
こういったショートパーツは面倒くさくなりますが、重要です:idea:。当社でもなるべく在庫はしておりますし、ダイムラークライスラーにもけっこうありますので、きちっと修理しましょう。アクセルリンケージの整備は安全面でも重要になります。