W107用温度センサー(85年以降のW107はプレッシャースィッチになっています。)
昨日ブログの質問で「W116の電動ファンが回らないという質問」がありました。メールが返信できませんでしたので、ブログで回答します。電動ファンは主にコンデンサの冷却ということで回っております。もちろんエンジン冷却の効果もありますが。エアコン(クーラー)内部のガス圧はこの時期、非常に高くなります。コンデンサはラジエーターの前についており、走行中は冷えるのでガス圧も下がりますが、信号待ちやアイドリング中はコンデンサファンが無いと危険なぐらいガス圧が上がります。W116 W123までのファンはリキッドタンクにセンサーがついており約50度でファンが回ります。水温が100度でも回るのですが、水温が100度の場合は冷却系に不良があると疑うべきです。
コンデンサファンが回らないと高圧のせいでエアコン各部が傷み易くなり、故障の原因になります。最悪の場合、ホースの破裂などもあるので、早い目に修理することを薦めます。点検はこの時期は外でエアコンをつけて20分も走ると、リキッドタンクの温度は50度以上になるので、回ってなければセンサーの配線を抜いて直結してみてください。ファンが回るのであれば、センサー不良です。もちろんファンの故障や配線 ヒューズの不良もあるので確認してください。
温度センサー式は70年ぐらいからのフロントクーラーのタイプで採用されており、190EやW124からはプレッシャー式に変更されています。