M116やM117のV8エンジンで始動直後にガチャガチャと音がなり数秒で止まるエンジンがよくあります。主な原因はチェーンテンショナーで、テンショナーは油圧とバネで張力を効かせています。バネのほうはほとんど問題ありませんが、油圧のほうは良く抜けてしまい始動直後の音につながります。放置するとひどいのはチェーンレールが割れてカムチェーンに挟み込まれヘッドカバーを突き破り、バルブを突いてしまうという重症に陥ります。
80年以降の車は交換も簡単で今回交換したW107 560SLではウォッシャータンクを外せばやり易いです。78年ごろで触媒がエキマニのすぐ後ろにくるタイプは触媒脱着の必要があり時間がかかります。交換しても音がするというケースもあり一概にテンショナーだけとは言い難いですが音が出ている車両は交換を薦めます。
新工場、パーツセンター完成 移転のため10/25から10/31は休業の予定です。