W123 230E W115 230
W123とW114/115同時に修理に来ておりますので検証してみました。1世代違い、ほぼ同サイズの2台。同じよう見られますが実は全くの別車。シャーシ フロントサスペンションは全く異なりエンジンも共用するのはディーゼルと4気筒ぐらいです。
W123のフロントサスはマルチリンクの原型とでも言えるでしょうか。サブフレームは無くボディーとサスペンションが一体なのが特徴です。軽量な造りでアッパーアームはアルミ製です。分解、組立もやりやすくなっています。
W114/115はダブルウィッシュボーン。サブフレームが独立しておりサスペンションもサブフレームと一体になっています。ちなみにW124からストラット式ショックアブソーバーを採用しています。
リヤサスペンションはほぼ同じ造り。見た目ではほとんどわかりません。
230Eのエンジン(左)は190Eで採用されていますM102.125馬力 KEジェトロ
230のM115エンジン右は初期のW123 230と共用のエンジン(M115)。ゼニス175CDIのシングルキャブで110馬力ですが出足が良く扱い易いエンジンです。
ボディー剛性の違い、サスペンションによる乗り心地はほとんどわかりませんが、W123はエンジンがバルクヘッドから距離をもたせてあるのと内装の防音処理もしてありますので静粛性はW114から向上しています。
ホイールベースはW114 2750mm W123 2795mm 車重もほぼ同じですのでハンドリングやブレーキのフィーリングもほとんど同じ感覚です。
明日はバイヤーズガイドを書いてみます。