先月オーバーホールしたW113の280SLのエンジン(M130)の白煙がとまらずやり直しに。入庫前もマフラーから冷却水が吹き出し、ヘッドガスケットと決めつけて修理に。ヘッドの加工に出し耐圧テストまでしたのに異常は発見できていませんでした。
面研 ガイド バルブ交換 シートカット すり合わせしたヘッドなのに・・・・・😥
4番あたりのシリンダーが怪しかったので、昔からある亀裂テスト剤(こんな物もう使うとは思わなかった)をしてみたのですが、耐圧テストでわからないものが目視で確認できるはずも無く悩んでおります。
ヘッドの亀裂で間違いないと思うのでヘッド交換しか修理の道は残されておりません。
280SLのエンジンはUSの後期型にトラブルが多いような気がします。冷却性を上げるためか冷却水の通り道が増えています。それが原因かどうかは不明ですが、ヘッド自体の価格も2割ほど安いので、材質も違うのかなと感じております。M130エンジンはW108やW114などではヘッドにトラブルはほとんど見ませんがW113ではクラックが入ったり、ガイドが抜け落ちる物が多くなります。やはりエンジンルームのスペースの問題で熱が逃げにくいことが考えられます。ボンネットが後ろ開きで整備、点検がやりにくいことも影響しているでしょうか。