280CEはサスペンション　ブレーキの整備が終わりエンジン廻りの部品交換へ。ウォーターポンプ　ラジエーターリビルド　サーモスタットなどの水廻りを交換しました。エンジンでは特に冷却系を重視します。Ｗ114は通常では全くオーバーヒートの心配はありません。ただ水廻りのトラブルでオーバーヒートさせますと簡単にエンジンが使い物にならなくなる恐れがあるのでラジエーターのコアまで交換しています。

エアコンは写真右のロータリー型に改良します。ガスもまだ手に入りますのでＲ12を使用しています。クーラーガスは代替フロンをいろいろ試しましたがやはりＲ12が無難です。レトロフィットで良くＲ134を使用した車を見かけますが、内容はリキッドタンクを換え、ガスを入れる口のアダプターを交換しただけです。ホースやオイルも134は違ってくるのでガス漏れしている車がほとんです。コンプレッサーも音が大きくなっています。ガス圧も違うのでお勧めできません。エアコンは完全に整備した上でＲ12をいれればガス漏れも無く数年は使えます。結果的に環境にやさしく経済的です。

数日前にパーツ情報で書いた補助バルブも交換しました。出っぱている部分が冷却水に入っており水温の上昇にあわせてスライドして最終的には閉じます。エアーの通路になっており冷感時にエアーを多くしてアイドリングを高く保ちます。ガソリンのほうは水温センサーが感知してコンピューターが濃い目の設定をして制御します。35年前のエンジンにしては優秀だと思いませんか?

エンジンはその他に点火系　プラグ　プラグコード　デスキャップ　ローター　交換してリビルドのオルタネーターに取り付けてして整備終了です。