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ポントン 220SEの修理

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お世話になっている業者さんの依頼で220SEが入荷してきました。エンジンがご覧のようにピカピカにレストアされ「エンジン始動」までが当社の仕事です。ダルマとかポントンとか呼ばれる220SE カブリオレはとても希少で海外のネットオークションではレストア車がすごい値段で取引されています。日本での認知度はまだまだですが、綺麗にレストアされた220SEはとても美しいです。


さてこの220SEは綺麗に仕上げられたエンジンですが、最近組み上げられ長期間エンジンが始動していない物です。「バラす前は絶好調」という言葉を信じて水 ガソリンを入れて、少しだけセルを回してみました。ヒューエルポンプの音も寂しく、嫌な音があったので再度点検。


デストリビューターが回転しない


燃圧がでない


水漏れ オイル漏れ ガソリン漏れ


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220SEはEがつくのでインジェクション車。メカニカルポンプですが、プランジャーが2本で途中3本ずつに分岐するタイプです。ノズルも特殊でマニホールド手前で差し込まれL字に曲がってインテークバルブ手前に噴射する設計。ノズルも詰まっており左のインジェクターテスター何度が圧をかけて掃除しました。デスビはおなじみの123IGNITIONが対応しており、ガソリン漏れはホース交換、なんとか始動する前までできました。


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燃圧は写真のレギュレーター不良と考え分解。内部のダイヤフラムはカチカチになっていたので交換。これでOKと思いきや燃圧は復活せずエンジンは火を吹きません。


さんざん調べた結果メカポンのリターンのフランジネジを再メッキして綺麗になっているのですが、メカポンのリターン側には燃圧保持のバルブが入っているはずですが、なんと再メッキで溶けてなくなっていました。


このパーツは供給がなくメカポンのリビルドになるのですが・・・・。あまりにももったいないので部品を探すことに。


つづく


オールドメルセデスパーツ情報


8.04 009.jpg レギュレーターとダイヤフラム。ダイヤフラムは今回から色がピンクのものが来ました。色変えは材質の違いであり、最近の添加剤入りのガソリンに対応したのでしょうか。さすがメルセデス:-o パーツはW113などと共通。