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オールドメルセデスのエンジン

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他のメーカーのエンジンを見たこと無いので統計的なことはわかりませんが、M130やM129のOHC6気筒エンジン M116のV8エンジンは写真右のバルブガイドが動いて、マフラーから白煙がモクモクでる車が多いです。現在も2台入庫しており、他にも一台シリンダーヘッドに問題を抱えている車もあるので工場内は足の踏み場がありません。バルブガイドは写真右のものでシリンダーヘッドのバルブの稼動する道と言ったら良いでしょうか。ガソリンエンジンのシリンダーヘッドはアルミ製でガイドは焼き嵌めという方法で取り付けられています。金属の熱膨張を利用した手法です。シリンダーヘッドの熱がたまりやすいのか、6気筒エンジンでは4番 V8では奥のシリンダー4番と8番でよく見られます。プラグがかぶりやすくなったり、エンジンオイルの減りが多くなったり、先ほど書いた白煙という症状が主なところですが、エンジンの調子が悪くなったと感じることはありません。ただ放っておくとカーボンが溜まりエキゾーストのマニホールドが詰まった車を見たことがあります。


この傾向70年後半になるとほとんど見たことがありません。エンジンルームのクーリングの問題か経年的なことかという結論まではでておりません。オーバーヒートをさせたという車は要注意です。