国産車などはあまりしないであろうヒーターの修理はオールドメルセデスでは定番です。W108 109 111 113はヒーターコアとバルブが一体になっており、イザ修理となるとダッシュ廻り全バラ作業になり工賃もかさみます。ヒーター廻りは当時W113以外はフィルターがなく、外気から侵入する埃や水分でヒーターコアが錆びたりバルブが固着したりする物が多くなります。また冷却水が高価で国産品を流用したり冷却水の交換を怠ることも故障の原因と考えられます。
症状はヒーターが効きっぱなし、水漏れ、ヒーターレバー動かない、堅い
トラブルを防ぐ為に
1.夏でもヒーターレバー ヒーターブロアーをたまに動かす。
2.冷却水の交換は車検ごと、純正指定の冷却水(LLC)で
3.室内の掃除をマメにする。
写真のようにエンジンルームに手動のバルブを取り付けて修理している車がほとんどです。合理的でありW114からはヒーターバルブはエンジンルームに移設されました。
簡単修理ですが、何かすっきりしません。当社にはスペシャリストがおり2日で作業でするように指示しています。なるべく工賃を抑えようとしているのですが、部品代も高価です。:-(