当社の常連のお客様の強い要望で280SLにDOHCの110エンジンを搭載することに。まずは110エンジンを降ろしてオーバーホールをしています。
このエンジンはとにかく丈夫で数基バラしましたがメタルやシリンダーが擦り減っているものはありませんでした。気になるのは写真のシリンダーヘッドの厚みがないということでしょうか。ウォーターポンプなどからの水漏れでオーバーヒートさせますとすぐにヘッドガスケットが抜けます。
燃焼室はきれいな球状でクロスフローにもなるので効率よく、熱もこもり難いのではないかと推測しています。EGRなどの余計な装置も外していきます。エンジンの重量もほぼ同じようなので、ウエイトのバランスも問題ないと見ています。
燃料噴射はKジェトロ、マフラーの加工やエアークリーナーの取り廻し、エアコンの改造などが必要となりますが難しくはなさそうです。これでうまくいけばカフェレーサー2号を企画しており、すでにM110エンジンのミッション車を入手しています。W123のラリー車では圧縮をあげて218馬力にした車があり、カフェレーサーにはぜひチューニングエンジンを造ってみたいと考えております。最近はほんとに行ってはいけない方向に進んでいるようでちょっとびびっていますが、毎日こんなこと考えるのが楽しくて楽しくて・・・・。商売のことも考えなければ会社が傾く:idea:
ことにもびびってます。