w113 280SLのエンジンを修理中です。冷間時からエンジン始動しますと水温計が振り切り3分ぐらい走ると急に水温が下がります。あきらかに冷却系の不良。ヘッドガスケットがとんでいると判断してヘッドを外して見ました。
なんと冷却穴が10か所以上詰まっていました。ヘッドは詰まっているのがわからないぐらい綺麗に詰まっていました。原因はおそらく冷却水の漏れ止めを大量に入れたのではないでしょうか。1週間前にも同じような修理相談を受うけていました。古くても車の故障の多くは人為的な要因が多く、このようなケースも珍しくありません。添加剤などもなるべく使わないようにオーナーには説明していますが修理を面倒くさがる業者がいれてしまう個体多いのでは。物理的にATミッションやパワステなどの高油圧部品の漏れを完全に止めることは難しく、エアコンなども高価な部品を壊してしまう恐れもあるのでお勧めできません。