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Dジェトロの修理

s-208-003何かと難しく考えてしまうDジェトロの修理。不調の場合はまず「燃圧を計ってくれ」と言います。燃圧計があれば測定は簡単です。スターティングバルブのホースを抜いて計器をつなげばOK.エンジンスタートします。2.0 +-0.1が標準圧力。規定値内でない場合は写真のプレッシャーレギュレーターのネジで調整します。冷間時のハンチングも良くある症状。スロットルポジションセンサーの調整でなおります。センサーの調整はテスターを使った調整方があるのですが上手くいったためしがありません。マニュアルには簡易調整で「ハンチングが止まる所でセンサーをセットせよ」とも記されています。

s-208-001V8モデルはリンクロッドのブッシュ(写真)がなくなっている車輌も良く見ます。欠落すると全開にならず走りがイマイチに。前後2個つきますが両方飛ぶとリンケージが外れることもあります。リンケージ部にやたらとグリスを吹きたがるメカニックもいますが、ほこりやごみが溜まりやすいのでドライ系の潤滑スプレーの方がいベスト。肝の部分が錆びつかなければ動きが渋くなることはありません。当時のDジェトロはダイアグノーシス機能は存在しませんので不調になって迷うと部品交換しないと分かりません。センサー部品が数多く疑ってしまうのですが調整や機械的な修理で直ることがほとんどです。V8モデルはコンピューターが壊れることも結構あります。