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190Eの冷却系

s-519W201 190Eの冷却系はメルセデスベンツでは特殊な冷却システムを採用しています。
通常はファンカップリング+ファンで冷却していますが190Eの場合は電磁クラッチのファンカップリングを採用しています。ファンはエアコンとも連動しています。エアコンをつけていないとクラッチは水温が110度にならないとつながらないので水温計を見ていると胃が痛くなるのではないでしょうか。エアコン使用時にはガス圧が20kg/cmぐらいになると電動ファンとともに回り出しますので、夏場は逆にエアコンをつけた方が水温が上がらなくなります。さらにエアコンのガス漏れがありますとファンが始動しないので水温は高めになります。なんかわかりにくいですがエアコンの整備が水温の管理にも影響が出るという事です。W123当たりのファンスィッチも不良になっている車をよく見ます。よく書いているのですがファンはあくまでもコンデンサを冷やすのが主目的です。電動ファンが不動ですとコンプレッサーやホースに負担がかかり故障の原因になりますので早めの点検修理をお薦めします。