自社塗装を始めて外注業者さんの苦労がわかりました。結局のところほとんどの塗装で総剥離状態でやっています。過去に塗装していない車輌はなんとなくわかりますが、W113やW111のクーペなどは何度も塗られてあり、ある程度塗装を剥いでから塗っても良い仕上がりは期待できません。
塗装仕事の大半は下地の処理に時間を取られます。写真のSEクーペ3.5も5月に入ってから毎日塗装スタッフ2人がかかりっきりでやってこの状態。週末からようやく塗っていく予定です。機関もそうですがいろんな仕事をこだわってやっていますと時間がいくらあっても足りません。お客様に待っていただく事も多く、ご迷惑をお掛けしています。
こちらはW113のダッシュボード。これらも自社で張替しています。内装のトリムの取り外しから張替 組み上げまで約2週間掛かります。委託販売の車輌もこうしたリクエストが多く納車まで平均で3週間ほど手が掛かることがほとんどです。塗装もそうですが外注先にこのレベルで仕事を依頼するのも酷な話。結局自分の所でやらないと納得いく仕上がりが望めません。こんな感じで慢性的な人手不足となっています。このような仕事にあこがれる人、常時募集しています。