縦目メルセデスの特徴的なメカニズムにリヤのサスペンションにスウィングアクスルが採用されています。(W114からはセミトレ-ディングアーム)旋回中にポジティブキャンバーになり濡れた路面などではスリップしやすい感じがあります。剛性感でコントロールができるのでわかってくれば運転も楽しめます。
整備してあげればホールド感もでて、スラスト角も0度に近づく個体がほとんどです。できればアクスル本体を降ろして消耗品をすべて交換したいところです。トランク内から交換できるデフマウント。りやからグニュグニュ音がでていればこれがちぎれています。純正以外ではねじ山がずれて正規の方向に取り付けできないものもあります。中央のボルト120Nm 取付ボルト4本4.5Nm
ラディアスアームマウント。スラストアームとボディーの間に入るマウント。”UNTEN”と書いてあるほうが下になります。取り付けナット90Nm
ラディアスアームブッシュ。アームに各2個入ります。サポートチューブボルト200Nm
スプリングシート。リヤスプリングの下につくラバーシート。ほとんどの車両でボロボロになっています。
クロスストラットラバーバッファー。内外各1個つきます。こちらも潰れて異音の原因となります。
アクスルキャリアーのラバーマウント。急発進時などにゴト音が出るときはこのちくわ型のラバー部がちぎれたり、失くなっていたりします。交換はアクスルの脱着 サポートチューブの分解が必要です。
ブーツ。こちらもアクスルの脱着 分解が必要。分割タイプももありますが、耐久性に難がありおすすめできません。オイル漏れがひどくなるとデフを壊します。”Oben”という文字が書いてあり、上方向になります。
ハブ回りのリペアキット。ブレーキローターを外すとオイルまみれの車がよくあります。インナーシール アウターシール ガスケット ベアリングを締め付けるスロットナット ロックワッシャーがセットになっています。異音があればベアリングも交換になります。