スィングアクスルの次世代のリヤアクスルはセミトレーディングアームです。SクラスはW116からミディアムクラスはW114から変更されています。弱点は写真のスタビライザーリンクロッドです。ご覧のようにジョイント部分がもげてしまう車を多く見かけます。外れますとコーナー中ゴンゴンと派手な音が出ます。当然スタビライザーの仕事もできませんのでロールも出ます。
脱着は2箇所で止まるので難しくはありません。80年代になりますとプラスチック製の部品に変更されます。互換性はありますので剛性感を求める方は写真の鉄製にかえれば体感できるかもしれません。耐久性も鉄の方がありそうな気がします。
外れていたものを交換すれば旋回性は回復します。細いスタビライザーですが有ると無いとでは雲泥の差です。セミトレはスィングアクスルより手間がかからず乗り味も現代の車に近いと思います。消耗品も少ないですがW123ではドライブシャフトにガタが出るものが多くなっています。ホイールベースや燃料タンクの位置なども関係しているのかと思っていますが、コストの加減で材質が違うのかもしれません。