縦目メルセデスも60年代後半からはバキューム式の集中ドアロックが装備される車があります。W109の300SELではほとんどの車両で装着されていますが、壊れているのも多く、装備されていることに気づいていないユーザーさんも多いのではないでしょうか。整備中の300SEL右ハンドル車も修理しています。写真のドアロックアクチェーターが2箇所 トランクロックアクチュエーター 運転席側のバルブ 計4箇所からのバキューム漏れでした。
助手席側はW123の物を少し加工して取り付けしました。
最終チェックはマイティバックと呼ばれるテスターで負圧をかけて漏れがないかチェック。走行には支障がないので蔑ろにされる装備。ついている物はなるべく復元して乗ってもらいたいのもです。
現代では当たり前の装備ですが40年前についているとは恐るべし、と思うのは私だけでしょうか。