先日書いた「割れたヘッドの280SL」は中古のヘッドをリビルドしてバルブすり合わせをして組み付けへ。M130のインジェクション用のシリンダーヘッドは数種類あります。大きくは前期と後期なのですが、先日書いたように圧縮比の違いやヨーロッパ仕様、US仕様もあります。前期と後期では水の通り道が違っていてヘッドガスケットの形状も違います。
ボルトやボルト穴はタップやダイスを使います。ねじ山のゴミをとって正しいトルクを出すのが目的ですが、シリンダーが歪んでネジ山が歪んでることもあるので修正することも兼ねております。エンジンやミッションの組立てではパーツやネジの洗浄に多くの時間を取られてしまいます。
締め付けトルクは1回目 4Kpm 2回目 7Kpm 3回目 10Kpm 水温が80度時に11Kpm サービスマニュアルに記載されてます。外品のヘッドガスケットでは3回目で11Kpmと指定されているのもあります。
メカニカルポンプのリビルド品が明日入荷する予定ですので、火曜日にはエンジンをかけれるでしょうか:pint: