AMG 300SEL6.8のエンジンは各部のチェックを慎重にしながら組んでいます。エンジンを組む場合、時間をとられるのが部品洗浄や測定です。写真左のように部品洗浄台で油分やゴミ、鉄粉などを洗い流し、各部をチェックしてもう一度ブレーキクリーナーなどで洗浄後エアーブローします。

クランクメタルを取付、組み付けペーストを塗りクランクシャフトを取り付けます。スムーズに回転するか確認しながらクランキャップのボルトを締め付けていきます。今回は6.9のピストンとコンロッドを使用します。ロッドベアリングは6.3のエンジンから取り外し6.9のコンロッドへ移植。この場合ベアリングは元の位置に取り付けします。念のためクリアランスをプラスチックゲージで測定0.051ｍｍ（0.045ｍｍ～0.065ｍｍが規定内）前後でしたので、ピストンリングを交換。

　以上６．８エンジン組み立て実況中継でした。

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