右ハンドルw113 280SLはヘッドも組みあがり エンジン始動もOK。123Ignitionも装着して調子よさそうですがシフトレバーを前進に入れた時にアイドルが不安定になります。
オールドメルセデスのハイドロクラッチ(AT車)車はアイドル補正のソレノイドモーターがリンケージに取り付けられています。停車時でドライブとリバースでモーターの先部が動いてアイドルアップして補正します。
信号はATの左右に油圧スィッチがついています。停車時ドライブレンジではブレーキバンドB1のピストン部に油圧がかかりますのでスィッチがONになりモーターから来た配線がアースに落ちてモーターが動く仕組みです。リバースではB3のピストン部のスィッチが作動します。停車の認識はスロットル部分にセンサーがつき全閉で道導する仕組みです。今回はB1側を交換して修理は完了。メカニカルポンプの調整は難しいですがモーターの点検は簡単ですのでアイドル不調の車は一度点検を。70年以降のUS仕様はバキューム式のダッシュポットがついていますのでモーターはクーラー用の補助に使用されています。電子制御が存在しない時代、よく考えて造られています。