左が3.5のミッションマウント 右が6.3の物! ミッションマウントの交換をしようと部品を取り外してみるとなんと3.5の物が取り付けられておりました。互換性がなくミッションのサポートなども全て3.5のものに変換されており、ミッション側のサポートなどは切り取られ改造してありました。エンジンマウントを交換後なぜかラジエーターシュラウドにファンがあたっていたので不思議に思っていたのですが・・・。3.5のミッションマウントをつけたせいでエンジンの後ろが下がり前上がりになったエンジンでファンが干渉していたと判明。この車はラジエーターも6.3用でない物が取り付けられておりましたのその影響かと思っておりましたが、ミッションマウントが犯人でした。
プロペラシャフトのジョイントディスクも見たことの無いぐらいボロボロになっておりました。結局エンジンの角度が悪いのでプロペラシャフトの角度も悪くなりジョイントディスクに負担がかかってしまったのでしょう。
付け焼刃の修理をすると車にも悪影響が出ますし、後から修理するものも解らなくなり結局、部品を新品に換えてもなにも改善せず 百害あって一利なし。おそらく部品を間違って注文したので、それなりに処理をしてしまったか、6.3のパーツが高価なのでチープな改造に走ったのではないかと考えられます。
エンドユーザーがやったのなら仕方ないですが、業者の仕業なら許せません。我々業者は危機管理の認識をもち、技術のレベルアップを前提とした修理工場の経営をしなければオールドカーが社会に受け入れられるのはどんどん難しくなります。:idea: