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壊れない 壊さない 2

昨日のブログで車を壊さない運転を書きましたが、次に大事なのはメンテナンス。機械物にはかかせません。

消耗パーツは早い目に交換しましょう。昨日も触れましたがタイヤやブレーキの消耗パーツは早い目の交換が大きなトラブルを防ぎます。タイヤの性能がおちるとブレーキを踏む回数が増えサスペンションの負担増に。当社ではATFや冷却水 ブレーキオイルなどは車検毎に交換をしています。年間に20000Kmとかの場合は1年ごとのサイクルがベター。エンジンオイルは5000Kmもしくは半年で要交換。純正の冷却水は防腐剤が入っていませんので必ず2年で交換しましょう。

漏れ止めや添加剤はなるべく避けましょう。添加剤は効果を実感できるものもあるようです。実際は数万キロ走ってエンジンの中の状態をみないと結論を出せませんので、悪者扱いという意味ではありません。ただ一度入れると抜くことができず、一般的にはシール類を硬化させるものが多いのが実感です。ラジエーターやクーラーガスの漏れ止めはその場限りの修理であり、次に修理するときは部品総替えなんてこともあります。パワステやATは油圧が非常に高く、オイル漏れを止めるのは理論上難しく、ATミッションは精密油圧機械でもありますので、なるべく使用しないで修理しましょう。業者が手軽に手を出すのも問題です。

週に一回は車を走らせる。これは昨日のブログに書くべきでした。良く「エンジンを週一回はかけているので大丈夫」と言う人もいますが、車は走らせなければ維持できません。新車でも同じことです。走ることによって水分や埃がとんで傷みにくくなります。昨日も書きましたが車の内部の乾燥 掃除は誰でもできるベストメンテナンスです。

調子が崩れたら無理をしない。我々は日ごろから車を診ていますので、怪しい音や乗っていても大丈夫かどうかの判断はつきます。エンドユーザーが調子が悪いのに無理して運転しつづけて重大な故障につながることも非常に多いです。とくにオーバーヒートは深刻でシリンダーヘッドの交換などの高額修理に直結です。エンジンがかからなのにセルモーターを回し続けてもセルモーターがいってしまいます。

メカ音痴でも旧車は運転できます。変に知識を持つよりは何も知らずに信頼のおけるショップやメカニックの言うことを聞いているほうがいいかもしれません。メンテなしでは車は乗れません。とくに旧車は別に修理の費用を備えておかなければ周りに迷惑がかかります。大好きな車を買ったは良いが故障で乗れないとなると本末転倒です。